【新作速報】MIZUNO NEO VISTA 2は買いか？話題のスーパートレーナーを徹底レビュー！

2025年6月13日

「今日の練習はジョグだけだから、まあ適当なシューズでいいか…」なんて思っていませんか？あるいは、「走り終わった後の足の疲れが、なんだか最近抜けにくい…」「ジョグは大事だと分かっているけど、正直ちょっと退屈…」そんな風に感じているランナーも少なくないはずです。

もし、日々の地道なジョギングが、まるでご褒美のような楽しい時間になり、なおかつ無意識のうちに効率的なフォームへと導いてくれる、そんな魔法のようなシューズがあったとしたら…？

そんな多くのランナーが抱える、ささやかで、しかし切実な願いを叶えるべく、日本の総合スポーツメーカー、ミズノから2025年6月20日、注目の新作「MIZUNO NEO VISTA 2（ミズノネオビスタ 2）」が登場します。初代モデルでその革新的な走り心地が話題となったNEO VISTAが、ランナーからのフィードバックを元に大きな進化を遂げて帰ってきます。このシューズは、ただのトレーニングシューズではありません。快適なジョグから、週末のロング走、そしてある程度のスピード練習まで、これ一足で高いレベルでこなせてしまう「スーパートレーナー」という、今最も熱いカテゴリーに属する一足です。レース本番用のカーボンプレートシューズのような尖った性能ではなく、日々の練習の質を最大限に高めることに特化したこのカテゴリーは、多くの市民ランナーにとって、最も実用的で価値のある存在と言えるでしょう。

この記事では、話題のMIZUNO NEO VISTA 2が一体どんなシューズなのか、その驚くべき走り心地を生み出す核心技術から、どんなランナーの足を輝かせるのか、そして気になるライバルシューズとの明確な違いまで、どこよりも詳しく、そして熱く徹底的にレビューしていきます！あなたのランニングライフを次のステージへと押し上げる、運命の一足になるかもしれません。

MIZUNO NEO VISTA 2って、どんなシューズ？

MIZUNO NEO VISTA 2は、ミズノが提唱する「スーパートレーナー」カテゴリーの最新モデルです。「スーパートレーナー」とは、一言で言えば「普段の練習で使える、レースシューズのいいとこ取りをした万能シューズ」のこと。

従来のシューズカテゴリーは、クッション性重視の「デイリートレーナー」と、反発性・軽量性重視の「レーシングシューズ」に大別されていました。しかし、スーパートレーナーは、その中間に位置し、両者の長所を兼ね備えています。

レースシューズのような反発性や推進力
デイリートレーナーのような高いクッション性と安定性

この二つを高次元で両立させているのが特徴です。NEO VISTA 2は、まさに「ジョグこそがスピードを生み出す」というコンセプトを体現。日々の走り込みの質を高め、脚への負担を軽減し、効率的に、そして何より楽しく走ることをサポートしてくれる、現代ランナーのための革新的な一足です。

走りを変える核心技術：３つのキーテクノロジーを深掘り

NEO VISTA 2の驚くほどスムーズな走り心地は、ミズノが誇る最新技術の結晶です。それぞれの技術がどのように連携し、魔法のようなライド感を生み出しているのか、詳しく見ていきましょう。

1. MIZUNO ENERZY NXT：窒素注入が生む、極上のクッションと反発

ミッドソールの最上層部には、ミズノエナジーの次世代素材であり、窒素ガスを超臨界状態で注入して作られた最新フォーム「MIZUNO ENERZY NXT」を贅沢に採用しています。これにより、枕のように柔らかく衝撃を吸収するクッション性と、地面を蹴るときの弾むような反発力という、本来であれば相反する要素を見事に両立させています。

さらに、NEO VISTA 2のミッドソールは2層構造になっており、この柔らかなENERZY NXTの下には、よりしっかりとしたEVAベースのENERZYフォームが配置されています。この構造により、着地時の豪華な柔らかさを感じさせつつ、過度な沈み込みを防ぎ、安定した土台を確保しているのです。

2. スムーズスピードアシスト (SSA)：コロンと転がる、魔法の足運び

ミズノ独自のロッカー形状（ソールの反り上がり）が、このシューズの最大にして最もユニークな魅力です。顕著なヒールベベル（大きく削り込まれた踵）が、かかとからの着地をスムーズに受け流し、自然なミッドフット（足裏中央）着地へと誘導します。そして、てこの原理でコロンと転がるように、楽でスムーズな足運びを実現します。

このSSAジオメトリは、特にランニング後半にフォームが乱れ、かかとから着地しがちなランナーにとって、ふくらはぎや前脛骨筋への負担を大幅に軽減する効果が期待できます。無意識のうちに、より効率的なランニングフォームへと導いてくれる、まさに「アシスト」機能です。

3. グラスファイバーWAVEプレート：フワフワなだけじゃない、心地よい安定性と推進力

2層のミッドソールの間には、ミズノの伝統的な技術であるWAVEプレートを、現代的に再解釈したプレートが内蔵されています。素材は、レーシングシューズのような硬いカーボンプレートとは違い、グラスファイバーで強化されたナイロン製です。

このプレートの役割は多岐にわたります。

安定性の確保： 45mmという厚いスタックハイトの柔らかいフォームを安定させ、左右へのブレを防ぎます。
適度な推進力： 硬すぎないプレートが適度にしなることで、硬いカーボンプレートのような「強制的な速さ」ではなく、あくまで心地よい範囲での推進力を生み出します。
衝撃分散： 着地時の衝撃を足裏全体に分散させ、一点に負荷が集中するのを防ぎます。

このプレートこそが、高いクッション性と安定性、そして推進力という、スーパートレーナーに求められる要素を絶妙なバランスで成立させる、NEO VISTA 2の心臓部なのです。

初代からの進化点：NEO VISTA 2は何が変わったのか？

NEO VISTA 2は、初代モデルからのフィードバックを反映した、的確なアップデートが施されています。

アッパーの進化： 初代で指摘された、伸縮性の高さによるサポート力不足を改善。V2では伸縮性を抑え、より構造的なニットアッパーを採用し、ホールド感を大幅に向上させました。
ミッドソールの進化： トップレイヤーのフォームに窒素を注入することで、より柔らかく、よりエネルギッシュなライド感を実現。また、初代モデルのミッドソール中央にあった空洞を埋めることで、不整地などでの安定性も向上しています。

これらの改良により、NEO VISTA 2は初代の豪華な履き心地を維持しつつ、より多くのランナーが安心して履ける、完成度の高い一足へと進化しました。

どんな人におすすめ？NEO VISTA 2が輝く瞬間

多くの魅力を備えたNEO VISTA 2ですが、特に以下のようなランナーにとって最高のパートナーとなるでしょう。

日々のジョグやロングランを、とにかく楽しく快適に走りたい全てのランナー
フルマラソンやウルトラマラソンに向け、脚へのダメージを抑えながら距離を踏みたいランナー
クッション性を最優先し、膝や腰など関節への負担を減らしたいランナー
ミッドフット着地を意識したい、あるいは自然と効率的なフォームを身につけたいランナー
レース用のカーボンシューズとは別に、質の高い練習ができる「相棒」を探しているランナー

一方で、その極上の柔らかさとロッカー形状から、トラックでのインターバル走のような、1秒を争うスピードワークでのシャープな反応性や、フラットなシューズ特有のダイレクトな接地感を求めるランナーには、少し物足りなく感じるかもしれません。

ライバルと徹底比較！NEO VISTA 2の立ち位置は？

競争の激しい「スーパートレーナー」市場。NEO VISTA 2は、ライバルたちとどう違うのでしょうか？スペックを交えて比較してみましょう。

vs Hoka Mach 6
- NEO VISTA 2: 約265g / 45mm-37mm (8mmドロップ) / グラスファイバープレート
- Mach 6: 約232g / 37mm-32mm (5mmドロップ) / プレートなし
- 比較： 軽快さや機敏さ、ダイレクトな接地感で選ぶならマッハ6。一方、より豊かなクッション性と保護性、そしてコロンと転がる独特のロッカーによるライド感を求めるならNEO VISTA 2がおすすめです。
vs ASICS SUPERBLAST 2
- NEO VISTA 2: グラスファイバープレートあり
- SUPERBLAST 2: プレートなし
- 比較： 非常に近いコンセプトを持つ最大のライバル。大きな違いはプレートの有無です。プレートによる安定したガイド感を求めるならNEO VISTA 2、プレートなしの純粋なフォームの感触と弾力を楽しみたいならSUPERBLAST 2が良いでしょう。
vs New Balance SC Trainer v3
- NEO VISTA 2: グラスファイバープレート
- SC Trainer v3: カーボンプレート
- 比較： カーボンプレートによる強い反発力とアグレッシブな推進力を持つSC Trainer v3に比べ、NEO VISTA 2はグラスファイバープレートによる、よりマイルドで優しい推進力が特徴。レース本番のような強い刺激よりも、あくまで毎日の練習で使える快適さを求めるならNEO VISTA 2が適しています。

【最重要】購入前に知っておきたい注意点

多くのレビューで指摘されている、非常に重要なポイントがあります。それは…

サイズ感がかなり大きめ！ハーフサイズダウンの検討を！

ニットアッパーの構造上、普段履いているミズノのシューズや、他のブランドのシューズと同じサイズを選ぶと、かなり大きく（特に長く）感じられる可能性が高いです。購入を検討する際は、必ず店頭で試着し、可能であれば普段のサイズとハーフサイズ下の両方を履き比べてみることを強くおすすめします。適切なフィット感が得られないと、せっかくの高性能も台無しになってしまいます。